2・宗派の教え

浄土真宗のお教え

•1・諸行無常
三界は安きことなく、諸行は無常なり盛んなるものはついに衰え生あるものは必ず死に帰すことに死の縁無量にして人の命のはかなきことは夢幻のごとし。と仏教は説いています。しかし私たちは
•2・真実を知らない無知が苦の原因
誕生以来、変わらない自己があり続けるかのように思い込んでいます。
そのために自己が滅びる死を恐れます。生老病死を思い悩む苦が生まれます。
この苦悩は、無常の道理を知らない無明=無知から生まれる苦しみだと、お釈迦が明らかにされています。 これを煩悩といいます。
この原因である煩悩の無明の迷いがあるかぎり、私たちの日常生活はすべて迷いを作り出す行為の連続となります。
迷い思いがヽ迷いの行為を生み出し、その結果、苦悩の生活を果てしなく繰り返させていきます。これを流転輪廻といいます。
•3・不断煩悩得涅槃
煩悩の迷いの人間の知恵では、自分が今迷っていることを自覚することはできません。 
仏の智慧の光によって自分の姿があらわになり、自分の姿に気づいたときに、自分が迷っていることを、自覚することができます。
そして「永遠に変わらない私」として執着すべきものは何ひとつなくなっていきます。
その時、迷いの知恵でしか捉えられなかった生き方が仏の智慧によって転じられ、道理にかなった生き方が恵まれます。
これが、大乗仏教が示している迷いを越える道です。煩悩のとらわれの束縛から解放されていく生き方です。
•4・浄土への道
私たちは死から逃れることができませんが、懐かしき人との別れの悲しみの根拠となった「死」という現実に向き合い,死は敗北でもなく、終りを意味するものではないことを理解しなければなりません。
そして「念仏して浄土に往生する」というみ教えによって,「死への恐怖や不安」のとらわれから解放されて、この愚かな私でも浄土に往生できるという「喜び」と「仏への感謝]へと心が転換されて、これからの残り少ない人生に「生きる勇気」と「心の安心感・穏やかさ・希望と歓び」を得ることができていくことを確認していくのが浄土真宗の教えです。

私たちの歩む道

自分お姿に目覚める

  • 真実の道理である、如来の智慧と慈悲のはたらきの光に照らされて、私の愚かなありように気付かされ、目覚めさせられ、疑いなくすべてを如来にお任せすれば、私は摂取不捨の光明に包まれて、私の過去の心の傷(悲しみ・苦しみ)が一切取り除かれ、心豊かに生き、安心して死ぬことができる道を、教えてくれるものです。

本願を信じ 念仏すれば 仏になる

  • 阿弥陀如来の本願力によって信心を恵まれて
  • 念仏申す人生を歩み、
  • この世の縁が尽きるとき、仏に抱かれて浄土に往生して
    尊い仏にならせていただき
  • また再び迷いの世界に帰ってきて、悩める人々を救いとる

私の生活

浄土真宗の生活信条

  • 御仏の誓いを信じ、尊いみ名を称えつつ、強く明るく生き抜きます。
  • 御仏の光を仰ぎ、常にわが身をかえりみて、感謝のうちに過ごします。
  • み仏の教えに従い、正しい道を聞きわけて、真のみのりをひろめます 。
  • み仏の恵みを喜び、互いにうやまい助け合い、社会のために尽くします。

親鸞聖人の教えを聴聞し、朝夕別なく 念仏を称えつつ 阿弥陀如来の御心に気づかされ、目覚めさせられて、常にわが身をかえりみて、慚愧と歓喜のうちに、ご恩報謝の生活を送る。阿弥陀如来の本願力に導かれて、占い・祈祷・迷信等の煩悩の迷いの知恵に頼らない。