墓碑の選び方

墓地には経営母体によっていろいろな種類があります。公営でも民営でも、購入するにあたっては充分考えて決めたいものです。

最近では、従来とは違う新しい形態の墓地も増えています。たとえば樹木や草花が植わり、遊歩道などもある公園墓地や、芝生の上に低い墓石が並ぶ芝生墓地は開放的で、墓地のイメージを一新しました。
また、墓地の省スペース化のため、立体的な広がりを持った墓地も出てきました。


選ぶポイント

選ぶポイントとしては、安らいだ気持ちで墓参りできる、静かで落ちっいた雰囲気であることが大切です。そして交通の便や所要時間なども比較して検討します。
候補地が決まったら現地に出かけ、周囲の様子を確かめます。墓参
りに来ている人がいたら、話を聞いてみて参考にするのもいいでしょう。
駐車場、休憩所、トイレ、集会場などの施設も確認しておきます。

墓地の種類には次のようなものがあります。

●公営墓地
自治体が管理運営している墓地です。宗派に関係なく利用でき、料金が安く、管理もしっかりしているので人気が高いです。
大都市では満杯状態で、空き募集には申し込みが殺到しています。
●寺院墓地
お寺が管理するもので、寺院内の敷地に墓地があります。清掃な
どの管理が行き届いていて、法事のできる本堂もあるので便利で
す。
もともとは、そのお寺の門徒のためにあるものですから、寺院墓
地を持つには、そのお寺の門徒にならなければなりません。
●民営墓地
財団法人や宗教法人が経営している墓地です。近年、郊外に大規模な墓地を造成しているケースが増えています。公営と比べて料金が高いのが難点です。
●納骨堂
本来は墓地に埋葬するまでの問、遺骨を一時預かるためのものです
が、最近は永代使用もできます。口ッカー形式のものと、仏壇の下に遺骨を納めるものとあり、経営も寺院、公営、民営と様々です。
お墓の種類と構成
お墓には、一人に一つずつ墓石を立てていく個人墓、夫婦二人のための比翼墓、一家で一つのお墓に入る家墓などがあります。最近では夫婦両家を祀る両家墓も現われました。

墓の構成

お墓は、墓石とその前に花立て、線香台などを配置し、墓石の下には遺骨を納める力ロート(納骨室)があります。具体的には、墓石、力ロート、花立て、水鉢、線香立て、拝石、敷石、法名碑 (墓誌)、灯籠、物置台、名刺受け、植木などです。

家墓や一家一基墓では、埋葬者が多くなると法名や没年月日を墓石に刻みきれないので、法名碑を立てることが多いようです。

**石材
墓石としてよく使われる石材は、花崗岩、安山岩、閃緑岩などです。
硬質で風化に強く、磨くと光沢が出るのが特徴です。特に花崗岩の中の御影石は、色合いもよく、産出量も多いので最適な石材といわれています。

お墓を建てるということは、人生において何度も経験することではないので、墓石を選ぶ際は慎重にしたいものです。

お墓の型で一番多いのは、角石塔と呼ばれるものです。最近は長方形の洋風型も見かけるようになりました。
五輪塔や宝筐印塔は、浄土真宗では使いません。
墓石の大きさは、大きいから立派ということではありません。墓地の広さを考え、他のお墓と調和するような大きさのものがいいでしょう。

墓石の文字

墓石に刻む文字は「00家先祖代々之墓」などが多いのですが、墓
石の正面は「南無阿弥陀仏」の六字名号を刻むのが原則です。
または、縁あった人とともに浄土に救われていくことを確認する意味で、「倶会一処」という文字を刻んだお墓も多く見られます。

側面には建立年月日、建立者、法名俗名などを刻みます。なお、刻む文字の間違いがないように、石材店には正確に注文することが大切です。

建碑式

お墓が完成したら、建碑式の法要を営みます。お寺の墓地にお墓を建てた場合は問題ありませんが、遠方の墓地まで住職に来ていただく場合は、早めにお寺と相談し、法要の日時を決めます。

建碑式の法要は、墓前に一同が集まり、ご住職に読経していただいている間に順次焼香し、合掌礼拝してお参りします。